旅立ちの時旅立ちの時(1988年 アメリカ) おすすめ度 ☆☆☆ この映画には、思い入れがある。 私が、初めて出会った洋画。 そして、この映画をきっかけに、私の洋画歴が、始まったのである。 初めてこの映画に出会ったとき、 なんて、きれいな映画なんだ。。。と思った。。。 登場人物の心の中、そして、80年代アメリカ。。。 とにかく、すべてがピュア。 それ以外思いつかない。。 主演は、今は亡き、リバー・フェニックス。 反戦活動をしている両親のもとで、FBIから逃げながら生活する毎日。 数週間ごとに、名前を変え、髪の色を変え、転校する。。。 ある土地にきて、学校の先生より、音楽の才能を見出される。 そして、初恋をする。。。 そんな、息子の成長を見、両親は、分かれを決意する。。 分かれ、、、それは、一生会えなくなること。。。 そこで、母は、初めて自分の人生を振り返る。 そして、子供と離れることが、どんなに辛いか、、ということに気づき、 父親に会いに行く。 そして、泣きながらあやまり、息子(孫)を、父親にたくすのである。 分かれの日、父は、最後に息子に言う。 「おまえの人生だ。後悔するな。父さんや母さんのように、 他人に左右されるな」 この言葉、どうなの?? これって、最高の激励の言葉じゃない?? 子供のこと一番に考えてるのって、やっぱり親なんだよね。 私はまだ子供いないけど、 最近、この年になって、だんだん親の気持ちがわかるようになってきた。 そして、この映画で、やっぱり一番引きつけられるもの。。 それは、リバーの演技力ね。 彼、ほんと、ナイーブな青年演じさせたら、 右に出るものはいないと思う。 彼が亡くなった時、覚えてる。。 中学か高校ぐらいだったと思うけど、 突然友達からの電話で。。。 残念だった。 でも、はっきり言って、晩年は、たいした映画に出てなかったし、 演技力もいまいちだったように思う。 私的には、この、「旅立ちの時」が、彼のあたり役だったように思う。 家族のこと、そして、ピュアな心に浸りたい方は、ぜひ。。。。。 |